マイヤーレモンの豆知識

マイヤーレモン(Meyer lemon)は中国原産でレモンとマンダリンオレンジまたは一般的なオレンジを掛け合わせた品種と言われております。
アメリカではカリフォルニア料理の人気食材で、シェフやレシピでも取り上げられ人気が上昇ました。

マイヤーレモンの特徴
マイヤーレモンの木は高さ約2~3mまで成長し、剪定によってより小さくすることが可能です。
葉は深緑色で光沢があり、花は紫をベースとした白色で、香りが良い品種です。
マイヤーレモンの実は一般的なレモンよりも丸みがあり、果皮は薄くて香りが良く、濃い黄色で熟すとほのかにオレンジ色になります。
※谷さん農園では、6月~8月にかけて日本では珍しい緑色の状態で収穫・出荷いたします。
市販のリスボン種やユーレカ種に比べ酸味が弱く甘みがあり、果肉が柔らかく果汁を多く含みます。

栽培環境
マイヤーレモンは暖かい気候でよく生育し、適度な耐暑性があるため、普通のレモンは冬に収穫されますが、マイヤーレモンは夏の出荷が可能なのです。
また生育が非常に優れており、種子から育てた木は4年で数千個の果実を結実させます。
虫が付きにくいため農薬を減量でき、サルによる食害もないなど、ミカンに比べると育てやすい品種です。

マイヤーレモンの歴史
戦後に高碕達之助がアメリカから日本に持ち帰り、兵庫県川西市の東洋罐詰専修学校で栽培され、1960年(昭和35年)頃に同県伊丹市の農家に譲渡され、栽培が続けられました。
伊丹市では2010年(平成22年)から市のマスコットキャラクター「たみまる」の名を冠した「たみまるレモン」として販売し、評価を得ています。
国内生産量の約9割は三重県産で、特に南牟婁郡の紀宝町や御浜町で栽培が盛んです。

歴史とこだわりの深いマイヤーレモン。

宮崎では珍しい谷さん農園のグリーンレモンを是非一度ご賞味ください。

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